責任を感じすぎない事も大事

どの職種であったとしてもストレスは感じる事でしょう。ケアマネ業務に携わっている方であれば誰しもが経験した事があると思いますが、マネジメント業務をする中で理想通りにならない時のもどかしさは大きなストレスとなります。

そういった場合の要因は実にさまざまなものが考えられる事でしょう。そのような問題に直面した時に、原因がどこにあるのかはっきりと区別する事が必要です。

もちろん自分の関わりが希薄であったために起こってしまったのであれば、それは自分の怠慢として大いに反省すべき事でしょう。しかし、たとえば認知症のある方がこちらの提案しているサービスを利用拒否しているといった事やヘルパーを調整した時に保険外の内容などをいくら説明したとしても、なぜできないのかと理解を示してくれない時など、自分だけではどうしようもない状況を挙げていけばきりがありません。そのような時に自分だけのせいだと思い込むべきではありません。ケアマネというのは、あくまで介護サービスを調整する事が仕事です。事務的かもしれませんが、まずはそこをしっかりと事業所につなぐ事ができているのであれば、ほかの問題は置いておき、ゆっくりと問題を解決していくという意識が大事です。

そして、サービスを利用するのは利用者です。それぞれに家庭の事情などがあるので、そこまで過剰に責任を負わなくてもいいのです。より多くの人の手助けができるよう、過剰なストレスで辞めてしまうような事のないようにするべきでしょう。